物理メモリーについて知る~Windows安定化に必要なメモリの知識
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物理メモリーについて知る

Windows安定化のために必要なメモリの知識

物理メモリーとは、
パソコンにハードウェアとして搭載されているメモリーのこと
をいいます。
一般的には、物理は省略して「メモリ」とだけ呼ばれています。

メモリは、多ければ多いほど、パソコンが快適に動作します。
メモリに余裕がないときは、メモリーのお掃除か、それでも解決しないときは、動作の重いアプリケーションを探し出し、複数の起動を避けるなどの対処ができます。
最終的には、メモリーの増設で対応することもできます。

タスク マネージャの [パフォーマンス] タブを使用すると、コンピュータによるシステム リソースの使用方法についての詳細情報を表示できます。

タスクマネージャー で物理メモリの詳細を知る 2

システムが必要としているメモリ・サイズを確認するには、「タスク・マネージャ」というプログラムを利用します。

緊急事態の時には、
「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Del」キーを同時に押すと
「タスクマネージャ」を出すことができます。

通常は、パソコン画面の一番下にあるタスクバーを右クリックして、表示されたメニューから「タスクマネージャの起動」を選ぶことでタスクマネージャーを起動できます。

物理メモリ キャッシュとはPCのエコ機能だ

物理メモリの詳細欄です。この欄には、物理メモリの使用状況に関する項目が表示されています。

用語解説
合計:これは、OSが認識している物理メモリのサイズを表します。
キャシュ済み:これは、キャッシュとして利用されているメモリ領域のサイズです。
キャッシュとは、パソコンのパフォーマンス向上のためにファイルのデータを先読みしたり、フォームなどへの書き込み済みのデータをそのまま保持しておいて、後で再利用したりできるようにするために利用される部分です。 また一度実行したプログラムやリソース領域を、また使うという想定ですぐにクリアせずに残しておいて、プログラムの再起動を高速に行います。
キャッシュに保存されているデータやプログラムは、ディスクへのアクセスを省略して高速に利用できるのがメリットです。

空きメモリ:何の用途ににも使われていないメモリ領域のサイズ

カーネル・メモリ  

カーネル・メモリの部分には、Windows OSのカーネルで使用しているメモリのサイズが表示されています。

用語解説
ページ: スワップ・アウト可能なカーネル・メモリ領域のサイズ。メモリ不足時にはこの部分がページ・ファイルへスワップ・アウトされることがある。
非ページ: スワップ・アウト不可能なカーネル・メモリ領域のサイズ。割り込み処理やプロセス/メモリ管理など、非常に基本的で、常にメモリ上に存在している必要があるコードやデータがここに置かれている。
カーネル・メモリとは、
カーネル・メモリとは、Windowsシステムの基本的な機能を実行するカーネルと呼ばれるソフトウェアを常駐させている特殊なメモリ領域のことを言います。
簡単に言えば、OSが常住している領域と言えます。
このカーネル・メモリは、物理メモリ上の [非ページプール] と呼ばれる部分と、ハードディスクに作成された仮想メモリ上の [ページプール] と呼ばれる部分に分かれています。

システム 

システム欄には、プロセスやハンドルなどの情報が表示されています。

用語解説
ハンドル とは、 オブジェクト・ハンドルの総数。
Windows OSでは、すべてのオブジェクト(物理上・概念上の対象物)はハンドルと呼ばれる小さなデータをキーとしてアクセスされます。
この値は主に IT 担当者およびプログラマ向けのものです。
スレッド とは
 システム上のスレッドの総数。
英単語としては「糸」の意。 コンピュータプログラミングの世界で、スレッドはプログラムの最小の実行単位です。
この値は主に IT 担当者およびプログラマ向けのものです。
プロセス
システム(コンピュータ)上で実行されている個別のプロセスの総数です。プロセスは、実行単位です。
プロセスはスレッドの集まりで、1つのプロセスは、1つ以上のスレッドから構成されています。実行中のプロセスは、[プロセス]タブで確認できます。
起動時間
  システム(コンピュータ)が起動してからの経過時間です。
コミット(ページ ファイル)
コミットとは、実行中のプログラムやデータなどで使用しているメモリの総サイズ(確定済みのサイズ)のことです。
最初の数値は現在使用中の 物理メモリ と仮想メモリの容量、
後ろの数値はコンピュータで使用可能な 物理メモリ と仮想メモリの容量の合計を示します。

図の例では、2184/8188 とあり、最大コミットサイズが8188Mbytesで、現在のコミットサイズが、2184Mbytesということを表しています。

リソース・モニタの起動


右下には、リソースモニターボタンがあります。
これは各プロセスやメモリ、ネットワークの状態などを細かく調査するリソース・モニタを起動するためのボタンです。

ステータスバー


ステータスバーには、
重要そうな値を抜き出して表示しています。
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