物理メモリーについて図解。~仮想メモリとは
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仮想メモリーについて知る

物理メモリと仮想メモリの関係

仮想メモリとは

仮想メモリ
私たちがPCで何かの作業をしているとき、メモリ(物理メモリ)という作業領域に、プログラムやデータがいったん保存されます。
そこからCPUへとデータが渡され、処理されていきます。
メモリは、有限ですから、もし、作業に対してメモリ(物理メモリ)が不足してしまったら、Windowsがいきなりシャットダウンするなどということにもなりかねません。
そのようなことが起きてしまわないように、
Windowsが一時的に利用するのが「仮想メモリ」という空間です。
仮想メモリとは、ハードディスクなどの外部記憶装置の一部を、物理メモリの一部であるかのようにして提供される仮想的なメモリ領域のことです。
アプリケーションからすると、単に大量の利用可能なメモリ領域が存在するように見えます。

これにより、多数のアプリケーションを同時に実行することができています。
Windowsの標準設定では、仮想メモリは、物理的に搭載されているメモリの1.5倍が確保されています。
仮想メモリが登場した背景には、昔は、物理メモリが非常に高価なために、大量に実装することが困難であったということが理由にあります。

物理メモリは、アクセス速度が、非常に高速です。
一方ハードディスクは、アクセス速度は低速だが、大量の領域を確保できます。
そこで、物理メモリとハードディスクの一部の領域をひとまとめにし、物理メモリサイズを大幅に超える仮想メモリ空間を実現するという方法が考えだされました。

仮想メモリは、実装している物理メモリの容量を超える複数のアプリを起動してもメモリ不足による処理不能にならないなど、ユーザーにとってはとても良いものです。
反面、物理メモリに比べて処理速度が1000倍くらい遅いため、頻繁に仮想メモリにアクセスするような状態では、パフォーマンスが悪化します。
メモリの節約
常住ソフトを見直す
常駐ソフトは、PCの稼働中、常にメモリ上に呼び出された状態で存在しています。


デスクトップ右下のタスクトレイ(時刻が出ている部分)にアイコン(「インジケーター」とも呼ばれます)が並んでいたら、それらは常駐ソフトのアイコンです。
もし、常駐ソフトの数々を実際には、ほとんど利用していないとします。
ただトレイに置いてあるだけのように見えても、すでに起動しているのですから、常にシステムリソースを消費している状態になっています。メモリの節約からすると、不要な常駐ソフトは停止させていいのです。
不要サービスの自動実行をとめる
いらないフォントを削除する
文書作成関係ソフト(年賀状ソフトやワープロソフト)には、フォント(書体)が付属したものが多くなっていて、ソフトをインストールすると、使わないフォントが増えていきます。
フォント自体は、綺麗なものですから、眺めていても楽しいですが、
メモリの観点からすると、不要なフォントはメモリ食いの何者でもありません。
というのは、Windowsは、起動時に使用可能なフォントをすべて読み込む設定になっていますので、フォントが多く入っていると、起動に時間がかかるばかりでなく、メモリの無駄遣いにもなるのです。
いらないフォントをDドライブなどに移動することによって、若干起動が早くなります。
この時、気をつけるのは、システムフォントを削除しないということです。
“システムフォント”は、Windowsが使用しているフォントですから、移動したり、削除してしまっては不都合が起きます。

システムフォントを見分ける
システムフォントを見分けるのは、簡単です。
「フォント」フォルダの中に、ズラッと並ぶアイコンの中に
赤色「A」で示されているのがこのシステムフォントです。
ブラウザのタイトルバー表示などにシステムが標準フォントとして利用するものを指します。

また、緑色アイコンで表示されているフォントは画像表示用フォントですので、これも削除しないほうが無難です。

削除できるものは、青色のアイコンで表示されているものだけです。
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