川原 礫 (著)
アドミニストレーターを倒した代償は大きかった。
ユージオは死亡してカーディナルも消滅した。
生き残ったキリトとアリスだったが、キリトは意識を失い倒れてしまう。
その後目を覚ますも、キリトは心を失い、どんな治癒術でも回復する事は無かった。
アリスはキリトを守るように 、ルーリッド村の近くで身を隠すように暮らしていた。
記憶は戻らないが、妹のセルカや父にも再会する。
アリスは整合騎士の役目は生き残ったベルクーリらに託していたが、人会にダークテリトリーカラーの魔の手が忍び寄り、再び整合騎士として闇の軍勢に立ち向かう決意をする。
一方で現実世界でも激しい動きが起きていた。
何者かに襲撃されたラース。
襲撃者の目的は真正人工知能アリスの奪取だった。
オーシャンタートルに乗り込んだ一味はアンダーワールドへログインしてんダークテリトリーの皇帝としてアリスを奪取する計画を立てる。
そしてアスナはキリトを救うためアンダーワールドにログインする決意をする...
シリーズ第15弾。
アリシゼーション編も新章に突入だ。
舞台をさらに大きくして、いよいよ人界とダークテリトリーとの戦いが始まろうとしている。
キリトは心を失って大変なことになってるけど、そのぶんアリスが今作を引っ張ってくれていて、現実世界側も大変なことになってきて、どんどん面白い展開になってきている。
次巻からはアスナも登場するし、ますます目が離せないだろう。