成田 良悟 (著)
セルティは人間ではない。デュラハンと呼ばれる妖精の一種である。
彼女は失った頭を探し求め、この町へと辿りついたのだ。
舞台は池袋。この街には様々な人種であふれている。
その中にはヤバイ奴らも多々存在している。
ネットでは近頃池袋で噂になっているダラーズというチームの話題、そして黒いバイクの噂が流れていた。
そのバイクに乗っている人には首がないと... ゆえに首なしライダーと言われていた。
高校生になった竜ヶ峰帝人は池袋にて一人暮らしを始めていた。
都会にあこがれ、非日常を求めて...
彼は友人からヤバイ人間の名を知る。
敵に回してはいけない2人、その一人の関わる事も危ないという折原臨也という人間... しかし帝人は期待を膨らませていた。
この先きっと面白いことが起きると。彼は欲していた。
刺激を非日常を、変革を... そして多くの人間を巻き込んで事件が起きてゆく。
それはすべて、セルティの首にまつわるものであった...
アニメを通して知っている人も多いだろうこの作品。
懐かしくて面白い。実は主役はセルティであったり、キャラの個性も分かりやすくて良い。
ネット(チャット)が多数出てきて、そこから情報が拡散され、趣味の集まりのようにダラーズのメンバーが増加していく様は、現代のネット文化を如実に作品へ転嫁している。
多少、言葉であったりと違和感を覚える処もあったりするが、とても読みやすくて楽しめるラノベである。