アラン・ディーン フォスター (著), 金子 司 (翻訳)
トランスフォーマーといえば、30から40代の人にとっては、子供の頃にテレビアニメやおもちゃ、ゲームで、親しみのある人も多いであろう。
この作品はスティーブン・スピルバーグ製作総指揮、マイケルベイ監督により実写映画化され、世界中で大ヒットを記録しているから、多くの人がご存知であろう。
実写版で驚かされたのは、CG の美しさにトランスフォーマーが細部まで表現されており、その迫力といったら当時の最先端であった。
さてそんなトランスフォーマーの小説版ということだが、この Ghost of yesterday は、トランスフォーマーたちが、 なぜ地球にやってきたのかが明らかになる映画の前日譚である。
まずはじめに映画ではキャラクターが英語名のため多少の違和感を覚えるかもしれない。
映画版名前 →小説版での名前
オートボット → サイバトロン
ディセプティコン→ デストロン
オプティマスプライム→ コンボイ
バンブルビー→ バンブル
等々
物語は1969年ケネディ宇宙センターにて、月面探索機アポロ11号が、打ち上げられるところから始まる。
アポロ11号打ち上げの裏で、同じ日の同時刻、北極の高緯度の孤島にて、極秘にとある宇宙船も打ち上げられていた。
その宇宙船の形状はアポロ11号によく似ていたが、性能は全くもっての異質であった当時の技術ではありえないような科学技術が使われていたのだ。
その宇宙船の名はゴースト1号。
この宇宙船は北極で発見された極寒の氷に閉ざされていた謎の機械エイリアン。
通称「アイスマン」の技術を用いたものであった。
このアイスマンこそ、遠い昔遥か彼方の宇宙から地球へとやってきたトランスフォーマー、 デストロンの首領メガトロンであったのだ。
機械生命体の技術を用いて、宇宙へと旅立ったゴースト1号であったが、気づくと謎のワームホールを通り、未知なる銀河へと遭難してしまうのであった。
そこで人類が目にしたものは、敵対する二つの機械生命体、サイバトロンとデストロンだった。
両者は激しく対立し、戦いを繰り広げていた。
その場に偶然か、はたまた運命か、メガトロンの技術を用いた人類の宇宙船がトランスフォーマーと遭遇してしまう。
果たして人類の運命は、そしてゴースト1号のクルー達とトランスフォーマー達の出会いは、この先の未来にどう関わっていくのか。
全ての謎が明かされるようとしている。