ALO編完結

ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス


ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス

川原 礫(著)

image
川原 礫(著)

仮想と現実、須郷の悪だくみ。

今だ目覚めぬアスナを救出するためアルヴヘイム・オンラインにログインしたキリト。 それは妖精の国という意味で、9つの種族の中から1つを選択し、プレイする事になる。

SAOと大きく異なる点、それは魔法という概念が存在する事。

そして妖精となって空を飛べる飛翔システムがあり、多くのプレイヤーを魅了していた。

プレイヤーの最終目的地はアルヴヘイム中央にある世界樹であり、そこんは伝説の空中都市があると言われ、そこに住む妖精王と謁見すれば高位種族に転生できるという。

影妖精のスプリガンとしてプレイするキリトは、アスナが世界所の上空に捕らわれている事を知り、風妖精のシルフ、リーファと共に世界樹を目指す。

だが道中キリト達は巨大な地下空間、ヨツンヘイムの奥底に閉じ込められてしまい、脱出できなくなってしまう。

そこは邪心モンスターの蠢く場所だった。

何とか脱出し、世界樹のある央都アルンヘと辿り着いたキリト達。

目の間に聳える世界樹、アスナのすぐ側まで来たキリト。

だが、そこで、キリトとリーファは互いの秘密を知ってしまう。

そして妖精王オベイロンの正体は、アスナをはじめ300人を捕まえて人体実験をしている須郷であったのだ。

果たしてキリトとアスナの運命はいかに...

フェアリィ・ダンス編完結。

SAO第4弾。

SAOから始まったキリトの戦いはこれにて完結...

と思いきや、まだこれは本の序章にすぎなかった。

物語は今後さらに大きく展開していく。

だがアスナを救出し、長かった苦悩に一区切りといった所だろう。

現実世界と仮想世界。

それはどちらの世界であっても彼らにとってはリアルで、どちらでの時間も大切で本物なのだ。

バーチャルネットゲームという世界観を見事に表現した作品であり、読んでいて屈託することなく、物語の世界に浸れるだろう。

SF沼におちた僕の本棚
音乃木坂図書室