川原 礫 (著)
アリスと対峙するキリト。
しかし二人の術の力が暴走し、塔の外壁が破壊されて、キリトとアリスは塔の外へ投げ出されてしまう。
かろうじて鍵を外壁に突き立てて落下を免れるが、もう一方の手には重たい鎧と剣を纏ったアリスを抱えており、このままでは落下し二人とも死亡してしまう。
そこでキリトが停戦を申し出て、まずは生き残るため協力することを提案しアリスも合意する。
神聖術を駆使して塔を登るキリト。
だがアリスは恐怖に支配され動けない。
仕方なく、キリトがアリスを引っ張り上げて少しずつ塔を上っていく。
その途中、霧とはアリスの過去を全て説明する。
最初は信じられないアリスだったが、かすかに残る家族、妹の断片が彼女を変えていく。
そして最高司祭に対し疑念を抱き、アリスは決意する。
一方で一人となったユージオは整合騎士のナンバー1と対峙していた。
伝説の武人を前にして決意を固めたユージオは相打ち覚悟で挑んでいくが...
しかしその決着は元老長の登場によって、大きく変わってしまうのであった。
SAO シリーズ第13弾。
今作はキリトとアリスが、楽しく塔を登っていくロッククライミングを中心に物語が展開していく。
川原さんはアクセルワールドでもあったけど、塔をよじ登るのが好きなのかな?
今作ユージオはまさか整合騎士になっちゃうし、少しずつ過去の記憶を刺激されたアリスに変化が見られたのに一筋縄ではいかない中で、ついに登場したアドミニストレータ。
続きが楽しみである