J.R.R. トールキン 著
冥府の魔法によって、作られたすべてを支配する力をもつ指輪。
その指輪をめぐる壮大にも物語である。
ホビットは3フィートほどの背丈しかない種族であり、33歳で成人となる。
この日、ビルボ・バギンズの家では合同誕生祝いが行われていた。
ビルボ111歳、養子のフロド・バギンズが33歳の成人を迎えていた。
楽しくにぎわう宴の最後、ビルボは突如として姿を消す。
それはかつて手に入れた金の指輪の力であった。指輪をはめると姿を消すことができたのだ。
その後、ビルボは魔法使いのガンダルフの指示により指輪を手放し旅に出る。
そして指輪はフロドへと受け継がれた。それから数十年。
フロドは指輪の恐ろしい力をガンダルフより知らされる。
その由来を知り、指輪を手放すにはオロドルインの火口に指輪を投げ込む以外にないという。
フロドはホビット庄を救うため、指輪を破壊するため、仲間と共に旅に出る決意をする。
ホビット庄をでたフロド一行。外の世界は様々な種族がいた。
サムとピピンと共に旅をするフロド。途中でホビットのメリー、人間でガンダルフの知り合いである馳夫ことアラルゴンを加え、裂け谷を目指すことになる。
だが道中、一行は盛るドールから来た黒の乗り手に追われ続けることに。
ある場所で黒の乗り手を前にしたとき、フロドは恐怖により指輪をはめたいという誘惑に支配されてしまう。
そして指輪をはめてしまう...
すると黒い影がはっきりと見え、フロドへと襲い掛かってきたのであった。
そしてフロドはたおれてしまう。
その後、正気に戻ったフロドは旅を続けるのだが、その先も困難の連続であった。