やすみと夕陽に売れっ子声優がテコ入れ

声優ラジオのウラオモテ #04 夕陽と やすみは力になりたい


声優ラジオのウラオモテ #04 夕陽と やすみは力になりたい

二月 公 (著), さばみぞれ (イラスト)

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二月 公 (著), さばみぞれ (イラスト)

登場人物 役柄紹介
佐藤由美子 声優:歌種やすみ、チョコブラウニー所属
渡辺千佳 声優:夕暮夕陽、ブルークラウン所属
桜並木 乙女 若手№1声優、トリニティ所属
柚日咲 めくる 声優、ブルークラウン所属、やすみと夕陽が大好き
夜祭花火 声優、ブルークラウン所属、めくるの同期
朝加 美玲 放送作家

コーコーセーラジオで共演する、やすみと夕陽。

彼女たちにはリスナーからの心配する声が多数上がっていた。

2人は本当に不仲なのではと…。

2人の掛け合いは魅力でもあり、弱点でもあると気をもむ放送作家の朝加は、空気を入れ変えるために企画を用意した。

1泊2日のロケを行う、つまり番組のDVD化である。

目的はゲストに仲良し声優のめくると花火を呼んで、2人に仲良しの秘訣を教えてもらうと言うものであった。

泊まりのロケにテンションが上がる2人。

しかし行き先は上野動物園にスカイツリーと、通いで30分で行ける場所だった。

そして、ロケはもめたりはしゃいだりと大忙し、コーナー企画もあって、順調に行われたホテルでの宿泊、やすみはめくるに、夕陽は花火にそれぞれ呼び出されて夕食へと出かけることに。

2人が言われたのは、このままだと2人のラジオは、そのうち終わると言う辛辣な言葉だった。

その理由は安心感の欠如。

それが不安となり、やがてストレスとなる。

つまりは、互いに心の内を見せて、リスナーを安心させるべきと言うことだった。

戸惑う2人。

互いに嫌いなのは間違いない。

でもそれ以上に互いに声優としてリスペクトしていて、必要な存在なのは確かである。

不器用ながらも、2人は先輩のめくるたちや番組の力を借りて、互いの思いを伝えることができたのであった。

そんなある日のこと、ハートタルトと言うユニットで共に活動する先輩で、多忙を極める乙女に異変が起こる。

たまたまの休日、やすみと遊ぶ予定だった。乙女は体調を崩し、糸が切れたように倒れてしまう。

復旧を急ぐ乙女だが、明らかにその様子がおかしい。

力になりたいと思ったやすみは、夕陽とともにその原因を探っていく。

シリーズ第4弾。

相変わらず仲がよくて悪いやすみと夕陽の掛け合いは絶好調で、今作も面白い。

今作ではお互いの本音も引き出され、2人の関係にも進展があり、2人が声優として、そして人として成長していく姿が良い。

乙女の心情、一旦離れると戻れないと言うのは、きっとこういう業界に限らず、日常においても多々あることだろう。

だからこそ応援したくなる。

そしてめくるが可愛すぎる。

今後もめくるの活躍に期待したい。

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