川原 礫 (著)
かつてのネガ・ネビュラスの幹部、アーダーメイデン。
クロウの身に宿る災禍の鎧を浄化するには、彼女の力が必須であり、救出作戦を決行する。
作戦は成功するかと思われたが、帝城を守護するエネミーの攻撃により、クロウとメイデンは帝城内部に突入してしまう。
思わぬ形で帝城内に入ってしまったクロウ。
気づいたときには数時間が経過していた。
意識を失っていたクロウは不思議な夢を見ていた。
ファルコンとブロッサムと言う2人のアバターの夢で、その2人はブレインバースト第1世代だった。
ファルコンは神器である武具を入手したことにより、ゲームバランスを崩し得ない力を持つ。
その鎧を恐れたバーストリンカーたちにより、嵌められ、結果ブロッサムはPt全損により消滅してしまう。
その怒りが源で生まれたのが、ザ・ディザスター災禍の鎧だったのだ。
その後、現実世界に戻ったハルユキは、ISSキットのことをタクムに相談をするが、その翌日に不穏な話を耳にする。
クロウの即時粛清を求めて、最悪のPK集団が動き出していると…
災禍の鎧浄化の前に再び訪れる危機、そしてタクムにも魔の手が忍び寄っていた…
シリーズ第7弾。
前作に続いて、いいところで次巻に続く形となっているので、少々もどかしい部分もあるが、今作では災禍の鎧が誕生するまでのストーリーが描かれている。
儚く散ってしまった想い、怒り、様々な要因で生まれた災禍の鎧。
果たしてクトウはどうなってしまうのか。
また暗躍する勢力もあり、物語はますます加速し、今後の展開がさらに期待である。