フィールドは湖水に浮かぶ白亜の街並み

ソードアートオンラインプログレッシブ3


ソードアートオンラインプログレッシブ3

川原 礫 (著), abec (イラスト)(著)

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川原 礫 (著), abec (イラスト)(著)

第4層に到達したキリトとアスナ。

この階層は今までと違い、水路となっていた。

主街区のロービアは湖水に浮かぶ街で、船やゴンドラが多数行き交っている。

ベータ時と地形は同じだが、様変わりした第4層。

ここでは水泳スキルが必要だとキリトは判断し、アスナはゴンドラで移動する

このフロアを気に入り、ご機嫌であった。

そのアスナはスキル入れ替えのできる超レアアイテムを所持しており、キリトは驚愕する。

このことが他プレイヤーに知られたら大変なことになるかもしれない。

この情報はしばらくは口を閉ざすことにする2人。

その後、キリトはアルゴから情報を入手し、ベータ時代に存在しなかったクエストに挑む。

そのクエストがこのフロア攻略のカギになるはずで、それは造船クエストだった。

このフロアを自由に移動するのに必須の専用ゴンドラを入手するため、クエストをこなしていく。

船の材料を得るため、2人で協力し、そして船が完成する。

2人はその船をティルネル号と名付けた。

そして、2人は攻略組とともにフィールドボスを撃破し、日付は12月24日、クリスマスイブとなっていた。

攻略組主催のパーティーに呼ばれなかったキリトは、アスナを連れて、とある場所へと向かった。

そこはダークエルフの城塞であり、2人はキズメルとの再会を果たすのであった。

プログレッシブ第3弾。

今作では水路に囲まれた美しい街並み、お城、風景と言うものに焦点が当てられている。

水路の街と言うと、イタリアのベネチアを連想し、その街並みが思い浮かんだ。

今までとは全く違うフロア構成に新鮮さを感じる。

内容はクエストとイベントクエストの継続なので、サブストーリーがメインだが、アスナの尻に敷かれたようなキリトとアスナの2人で展開していく物語はやはり面白い。

この2人がいつ別々の道に進み、アスナがどのように血盟騎士団のサブリーダーになっていくのか、次層以降も楽しみである。

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