魔法使いの戦いー決闘リーグ

七つの魔剣が支配するⅦ


七つの魔剣が支配するⅦ

宇野 朴人 (著)

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宇野 朴人 (著)

キンバリーの一大イベント、決闘リーグは例年以上の豪華な報酬と特殊なルールが用意されていた。

3年生と進級したオリバーたちは著しい成長を遂げていた。

中でもピート、ガイ、カティの成長は目を瞠るもので、先輩として頭角を現していた。

そしてキンバリーの一大イベント、決闘リーグが開幕する。

下級生、上級生に分けてのリーグ戦だが、今回は例年以上の豪華な報酬が用意されていた。

その裏には教師殺しの犯人をあぶり出す目論見があったのだ。

さらには統括選挙も控え、現陣営と旧生徒会陣営での思惑や駆け引きも絡み合いリーグ戦はより加熱していく。

3年生の6人、シェラは父の影響で別チームに、自分たちの実力を知るためガイ、ピート、カティは3人でチームを組む。

オリバーはナナオと組むがもう1人メンバーが必要で、浮上したのは、転校生のユーリィだった。

そのユーリィは骨抜き事件の犯人、サイラスを追いかけて、危ない橋を渡っていた。

そして始まった予選。

激しい戦いが繰り広げられていく。

勝ち残るのはどのチームであろうか…

シリーズ第7弾。

今作は上・下級生とで分けられたリーグ戦が描かれており、魔法使いの戦いが、存分に味わえる内容となっている。

普通で言う運動会みたいなものだが、そこはキンバリー魔法学校、教師も恐ろしければ、内容もとんでもなく、一筋縄ではいかない。

成長した3年生の姿、上級生の実力、圧倒的な力を持つ教師の戦いありと、本作の魅力が詰まった今作。

7年生の屍漁りのサイラスの動向も気になり、次巻以降もまた期待である

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