河野 裕(著)
ケイによって再生した相麻菫は、管理局内の対策室室長である浦地へと接触していた。
浦地の目的は咲良田のリセットであった。
それは全ての能力を消滅させることだった。
ケイの元には2年前の相麻から能力によって伝言が届いていた。
これで最後だからと...
間もなくすべてが終わると相麻は告げる。
そしてケイに対して4つのお願いをする。
その願いを実行したケイが目にしたものは能力の暴発だった。
それが意味するものとは...
始まりは40年前、この世界に能力者が3人しかいなかった時代。
魔女を含めた3人はある理由によって咲良田を能力者の街にする事に決めたのだった。
そして現在、2代目の魔女といえる未来視能力を持つ相麻とその死の真相が明かされる。
咲良田の全てが明らかになろうとしていた。
サクラダリセット第6弾。
いよいよ物語のフィナーレへと向けた展開であり、過去の咲良田で起こった事、管理局が誕生した理由、そして相麻が一度死んだにも関わらず、なぜスワンプマンとして再生したのかというシリーズを通しての重要なピースが解明されていく。
今作と最終巻は上下巻というような形となっているので、時を戻された春埼や、一人だけすべての記憶が残るケイ、そして咲良田の結末がどうなるのか、すべては最終巻で明かされる。