ラノベ

さくら荘のペットな彼女7


さくら荘のペットな彼女7

鴨志田一

image
鴨志田一(著)

仁と美咲が卒業し、さくら荘から去り、空太は3年生となり新学期を迎えた。

朝、目が目覚めると目の前には妹の優子の姿が…

なぜ不合格の妹がスイコーの制服を着て、自分の部屋で寝ているのか。

妹は受験番号を間違えていて、本当は合格していたのだ。

晴れてスイコー生となり、妹は福岡から上京し、一般寮で新生活を始めたのである。

空太は七海、龍之介と再び同じクラスとなり最後の高校生活がスタートした。

空太は新しい目標を定め、今まで通り企画を考えながら、自分でゲームを作り、七海も声優を目指し再スタートしていた。

卒業してさくら荘の隣に住む美咲は、婚姻届を勝手にだし、戸籍上すでに仁と夫婦になっていた。

その美咲の作品のオーディションを受けるため、七海の台本練習に付き合う空太。

一方ましろは空太の絵を描くと言い出す。

さらに1年生の伊織と栞奈がさくら荘流しとなり…以前にも増して変態と天才が増したさくら荘の新しい1年スタートである。

シリーズ第7弾。

先輩2人が卒業したものの、仁と美咲の存在感はそのままに、さらに強力な個性を持つ一年生も加わり、今まで以上に賑やかになったさくら荘。

今作の見所はなんといっても空太、七海、ましろの三角関係だろう。

素直になれなかった七海が前へ進み、不器用ながらも自分の想いを形にして伝えた。

空太の決断がどうなるのか、また新メンバーの癖のある変態ばかりであり、これからの展開が楽しみである。

SF沼におちた僕の本棚
音乃木坂図書室